







Zagreb2004PhotoGallery
晶子まんだら が日頃、思っていることなどつれづれなるまま、言論の自由の名のもと!言いたい放題!書かせていただくコーナーです。尚、この内容に関して、中傷、批判などは一切受付けませんのであしからず。
双子妊婦だとな〜んにも出来ないだろうと思っていたら大間違い!!
私はかの有名な国際アニメーションフェスティバル「ZAGREB2004」へ一人で行ってきてしまったのだ!
というところからの続きです。
続きがなかなか書く暇がなくてお待たせしましたがいよいよ続編再開です。
Zagreb到着の次の日からアニメーションフェスティバル開幕である。
早朝9時からニジンスキーホールで世界中から集まったよりすぐりのアニメーションが見られるとわくわく!
とは言っても自分はただの妊婦ではない。6ヶ月の双子をかかえての参加だから体が一番!ということでゆっくり8時半ごろ起床。(ゼンゼ気合入ってない。苦笑)
1階のレストランでまったりと朝食をとる。ほとんどの宿泊客が既に食べ終わったかのようで、バイキングのあるホールは薄暗く、ひと気もほとんど無かった。まぁ、いい、気にしない気にしない...マイペース、マイペース...。開催されるホールに到着はすでに10時を回っていた。
午前中は小さい方のSmoll Hallで掘り出しものの作品を次から次へと上映する。
そう、日本ではぜった〜い!見られそうもない世界各国の秘蔵アニメーションをわんさか見れるのだ。たとえばキューバのアニメーションとかね。
旅の疲れはまだあったが、この時間、ここに居られる喜びを満喫していた。
昼の休憩時間にフェスティバル受付周辺にしばし人がたむろする。知り合いと出会い、「ひさしぶり!」声をかけあっているさまが良くみられた。
私はうれしくて思わず笑顔でいたせいか、自然と「Hi!」と見知らぬ者同士でも声を掛け合っていた。
と、一人、銀縁のめがねを掛けた優しそうなおじ様と目が合い、声を掛けられた。
聞くと、その方、日本の大阪と神戸の間の深江でお生まれになったそうだ。そのためか日本人を見つけて親しげにお声をかけてくださったのだろう。彼の名前は
Paul Fierlinger さん。後から知ったが、彼は世界中のアニメーションフェスティバルで賞を受賞していて、オスカーにもノミネートされたことがあるようなとんでもない方であった。でも偉ぶる様子もなく普通の友人のように私と接してくださった。このような方こそ真の大成者の姿であると感じ入る。開催期間中、Smoll
Hallで彼の作品の特集も組まれていた。ありがたいことに今でもメールでの交流は続けさせていただいている。
フェスティバルで面白いのは、お茶会みたいなちいさなパーティがしょっちゅう組まれていることだった。
それがとっても突発的!でまたアットホーム。ちょっとしたお茶会に招かれたようでとっても素敵なもの。
なにやら人が集まってきたな...と思うと、一階のSmoll Hallの前でいつのまにやらお菓子や飲み物が.....。(飲み物はもちろんお酒!)参加のフィルムメーカーや審査員、Animafestのスタッフの人々やらがざわざわとしばし談笑のひとときを過ごす。
そして白いテーブルクロスの上のいろとりどりのクッキーやケーキ、オードブルなどはあっという間に人々の胃袋に納められていくのだった。
う〜ん、この国の人は真昼間から強いお酒を平気で飲むらしい。しかもつまみは甘いお菓子である。甘いもの大好きの私は全然OKだが、ここは妊婦の堪えどころ!?美味しそうなお酒に手を伸びるのを堪えるのには苦労した。
日本人はほとんど居なかった。遠いクロアチアまで来る物好きはあまりいないらしい。
どーも君の作者、合田さんに会ったときは「どうしてますか?」とお互い近況やらを話したりした。
ユニークなクロアチア在住の日本人とも知り合った。この秋山さん、クロアチアに暮らして7年とのこと。日本ではTV番組関係に携わっていたが、チェコでアニメーションを勉強しようと日本を脱出、と、思っていたのが気が付いたらクロアチアに来ていたそうな。大学もクロアチアとのこと。
秋山さんは陽気で自分の意見もずばずば言う人。「NHKなんか大嫌いだ!宮崎駿はパクリ屋だ。」などと
合田さんの前でへ〜きで言う面白い人である。もちろんクロアチア語はバッチリだ。
秋山さんにはお世話になったなんていう以上にお世話になった。クロアチア滞在中ずっとザグレブ市内の案内はもちろんのこと、世界で指折りのアニメーション作家さんたちを私にご紹介してくださった。結果、彼のおかげでより実りある滞在となったといえる。
感謝!
先にも記したが、、通常午前中はSmoll Hallで上映会なのだが、一日だけスタッフ、フィルムメーカーたちと行くピクニックが催された。バスを貸切、ホールから乗ること1時間ちょっと揺られると高原の美しい村に到着!着いた所は南フランスのワインの産地のようなカントリーサイド!空気もおいしー!
コテージではおいしい食事やお酒(またまたお酒!!!ワインはもちろん、くらくらするほど美味で強いクロアチア名物ラキヤもある。)が振舞われ、楽しいひと時を過ごした。
バスの中で、隣の席になった男性はドイツ人のJochen Ehmannさん。二人のお子さんをお持ちで、なんと週3回スイスの学校までアニメーションを教えに行っているそうな。ほかの日はスポンサーなしで自分のアニメーションを製作している。すごい!子供向けのアニメーションで今回ZAGREBに入賞した。彼の作品はカエルが池で戯れる素朴で魅力的なもの。
ここでも例のごとく秋山さんからご紹介を受けたRaoul Servais(ラウル・セルヴェ)さんはとってもハンサムでフェニミストなお方だった。
若いときはさぞ女性を泣かせたのかな.....。な〜んて失礼しましたぁ!彼の作品といったらなんといっても、「ハービア」だ。
彼はベルギー出身。シュールリアリズムの影響を受けたニヒリズムいっぱいの美しい作品だ。この作品はカンヌ映画祭短編部門でパルムドールを受賞している。ベルギー王立アカデミーの会員でもあり、1985年にはASIFA会長にも選出された。※ASIFAはアニメーションの発展を図る国際団体。
別れ際に「8月には広島に行く予定だよ。」とにこやかにおっしゃっていた。
他にも強迫神経症の犬を面白おかしく描いた作品で入賞したアメリカ人のBill Plymptonさん、NFBの支援を受けて制作したというラッキーボーイ?!のNicolas Braultさん、韓国人だけどカルフォルニアの大学に留学中の人あたりがやさし〜いChansoo Kimさん。
ほんとうに皆さん、気さくで素敵な方ばかりでした!!
アニメーション万歳!!!
このフェスティバルを通して私の一番お気に入りとなった作品は、ロシアのValentin
Olshvangさんの「PRO RAKOV」という作品。
シャガールのようなタッチでとっても絵がうつくし〜!!優しい悪魔と結婚する女性だが、彼女の母親に愛すべき悪魔を殺されてしまうというお話。何度でも見たくなる作品です。
私はセル画のいわゆるジャパニメーションがあまり好きではないので日本でこ〜んな芸術に匹敵するような美しい作品がもっと作られたらいいのになぁ...そしてそれが商業的にも成功すれば素敵なのに!とつくづく思ってしまった。
その3につづく⇒
